代表メッセージ
ゲーム業界は、
私たちのQAによって
大きな変革を迎える。
monoAI technology 株式会社代表取締役 本城 嘉太郎
プログラマとして
デバッグに対する
疑問が生まれた
私は20年間に渡り、ゲームプログラマとしてゲーム業界で働いてきました。
プログラマとして色々なテストサービスベンダーとお仕事をしてきましたが、その中でいくつかの疑問が浮かび上がってきました。
たとえば、テスト工程の終了間近に重大なバグが発見される。その原因を特定するために調査をするのですが、その時間はテストも開発もストップしてしまいます。場合によっては、長時間かけても原因が見つからなかったり、それが設計段階に起因する致命的な不具合であることもあります。
テストそのものが開発工程の中で最も重大な不確定要素になっている場合もあり、この課題を解決しテストの効率と精度を高めることが、ゲーム開発のスケジュールを効率的に進めるだけでなく、品質そのものも向上するのではないかと考えていました。
AIとの出会いで、
アイデアを実現
そんなとき、AIとの出会いがありました。
ゲーム制作でAIを活用することは、今最も注目度の高い研究分野ですが、どんなゲーム制作でも、必ず役に立つAIとは何だろうか、と考えた時、
デバッグやテストの自動化AIこそが究極のAI活用法の一つではないかと思い至りました。
また、プログラマ時代に感じていた、テスト業務そのものに対する疑問を元に、開発者視点で考えた最高のテストサービスが作れるのではないか、という想いもあり、AIと最新デバッグ技術活用を中心に据えた、次世代の品質管理事業を開始することにしました。
AIだけでなく
エキスパートの経験と感性が
世界最高品質を作る
AIを活用したテストといっても、すべてをAIが担えるわけではありません。
いずれは、AIによる完全自動化というテストサービスを作り出したいと思っていますが、その目標を達成するにはまだ早すぎると考えています。
たとえば、ゲームをプレイしながら違和感を感知するという部分はAIには無理です。
つまり、プログラムは正しく稼働しているけども、この動作はゲームの演出としては不完全であるといったようなものの検出は人の感性が重要となります。
また、熟練のエキスパートは、さらに小さな違和感を検知し、その経験値から違和感の原因を同時に特定することができます。
人が主導して、AIが補う。
この組み合わせをもって、
私たちは、世界最高品質のテストサービスを提供できると考えています。
時代の要請から、
テスト業務の変革が
求められている
ゲームはどんどん大規模となっており、その内容も非常に複雑化しています。
スマートフォンなどデバイスの多様化、そして、PS5などのオープンワールド系のタイトル開発において、テスト工数は爆発しています。
また、経験豊かなエキスパートばかり集めることも現実的ではありません。
これは業界の抱える大きな課題の一つと考えられます。
私たちのテストサービス事業で、ゲーム開発におけるコストと品質管理という相反する課題を、一気に解決していきたい。
大規模化し複雑化していくゲーム開発において「QAのためのAI」が生み出すメリットは計り知れないものがあります。
AIでゲーム開発のテストのあり方を大きく変革させ、開発者がより良いコンテンツ制作に集中できる環境を作れれば本望です。